2020年「夜に駆ける」で大ブレイクし若者の間で人気のYOASOBI。
2021年12月4日と5日にYOASOBI初となる有観客ライブが、結成わずか2年にも関わらず武道館で開催されました!
パチパチパチ~☆と拍手を送りたいところですが、「YOASOBIの生歌が下手すぎる」という残念な声が多く上がっています。
でも、決してYOASOBIの歌が下手なわけではありません。実際、「夜に駆ける」という難曲を音階がブレることなく歌えるわけですから。
では、なぜYOASOBIは生歌が下手と言われてしまうのでしょうか?上手いのに下手と言われてしまう理由を動画を比較して検証してみました!
YOASOBIの生歌が下手すぎるという世間の声
YOASOBIのボーカル(ikura)の生歌について、世間の人はどんな感想を持っているのかをTwitterから拾ってみました。
まずは、テレビで生ライブの様子を切り取った映像を見た人、実際に生ライブに参戦した人、情熱大陸で生歌を聞いた人たちの「生歌を聞いてガッカリした感想」です。
YOASOBIの生歌が下手だという感想
では、反対にYOASOBIの生歌を下手と思わなかった人の感想を拾ってみました。
YOASOBIの生歌は下手とは違うという感想
YOASOBIの生歌を下手という声も確かに多くありましたが、反論の声を同等数ありました。
YOASOBI音源動画と生歌動画を比較してみた
YOASOBIの生歌が本当に酷いのかは、収録音源動画とライブ動画を比較してみなければわかりませんよね。
そこで、事前に収録された歌とライブでの生歌を聞き比べてみたいと思います。
YOASOBI収録音源「夜に駆ける」動画
透き通った声にキレイに抜ける高音が心地よくて、ずーっと聴いていられる癒し系ボイスです!
YOASOBI収録音源「怪物」動画
「夜に駆ける」よりも軽やかなリズムで、気付けばずっと足でリズムを刻んでた!というような、自然に乗れる軽快な曲ですよね。
アップテンポで転調も頻繁な「怪物」を、かなりのクオリティで軽快に歌い上げています。
YOASOBIライブ生歌動画
武道館で行われたライブで披露した「夜に駆ける」と「怪物」の切り抜き動画です。
先程紹介した収録音源と比較すると、確かにブレス後の音程のズレ・高音域のブレ・声量の弱さなどが目立っているように感じました。
きちんと編集された音源ばかりを聴いていたなら、この音程のブレが耳についてしまうかもしれませんね。
そのため、「YOASOBIは生歌が下手」「YOASOBIはライブが下手」と言われてしまったのでしょう。
でも、YOASOBIは決して歌が下手なわけではありません。上手いのに下手に見えてしまっただけだと思います。
YOASOBIの生歌が下手に聞こえてしまった3つの理由
では、なぜYOASOBIは生歌が下手に聴こえてしまったのでしょうか?勝手な推測ですが、私なりに3つの理由を考察してみました。
①そもそも曲が難しい
そもそもYOASOBIの曲は音階の移動が忙しく、正しい音程をたどるのが難しい難曲が多いのが特徴です。
実際に歌ってみると、曲の難しさがよくわかりますよね!
②使用マイクの精度が違う
収録では高性能マイクが使われますが、ライブやテレビ番組などの場合はその場所によって使われるマイクが異なります。
音源を収録するときは雑音の入らない密室×高性能マイクが使われているため、空間やマイクが違えば聞こえ方もより違ってくるかなと思います。
③初武道館という環境
YOASOBIが武道館でライブをするのが初めてでした。
お客さんを入れて歌を披露するのが初めてという緊張や、会場が広すぎて音の反響で自分の音を拾いにくいという条件も重なったと思います。
緊張すれば声量も落ちます。武道館のような広い場所だと歌っている自分の声を聞き取りにくくなります。
ライブ慣れしているアーティストであればコツなんかもつかめていると思いますが、YOASOBIはまだ結成2年のアーティスト。
音程のズレは確かに多少あったかもしれませんが、それはただ経験値の差なのでは?と思いますね。
結論!YOASOBIは生歌が下手なのではなく、難しいことにチャレンジしているだけ
YOASOBIは生歌が下手!?上手いのに下手と言われてしまう理由を動画で検証してご紹介しました。
私も色んなアーティストのライブに行きますが、中には場慣れしてるアーティストであってもライブで音を外すこと多々経験してきました。
どれだけ声量を出しても、どれだけ動き回っていても全くハズさないアーティストも勿論いますけど。
でも、間違いなくYOASOBIは難しい曲を歌っています。
生歌が下手なのではなく、音源通りに歌うのは難しいと分っていてチャレンジされていることを理解してあげたいなと思いました。