北京オリンピックへの出場は叶わなかったものの、2022年四大陸選手権で見事金メダルを獲得した三原舞依さん。
北京に選ばれなかったのが本当に残念なぐらい美しい滑りを見せてくれたのですが、「三原舞依」と検索すると、病気・持病・難病というキーワードが表示されます。
確かに他のフィギュア女子選手と比べると体の線も細いとは思いますが、難病とはただ事ではないですよね。
更に調べていくと、ガリガリに痩せたこともあって拒食症?と心配されたこともあったそうです。
そこで、三原舞依さんの病気や痩せている原因について調べてみました。
三原舞依の持病はどんな病気?
三原舞依さんの四大陸選手権の演技は、本当にとても美しく感動的でした。
それが病気と闘いながら過ごしてきた積年の想いが乗っていたからなのだと知ったとき、更に感動の余韻が大きくなりました。
オリンピックを目指すだけでも大変な苦労があるはずなのに、難病とも闘いながら三原舞依さんは氷上で舞っています。
三原舞依の病気は難病「若年性突発性関節炎」
三原舞依さんの病気は、指定難病107の若年性突発性関節炎です。
2015年に発症し、同年のジュニアグランプリファイナルの後に入院しています。
16歳未満で発症し少なくとも6週間以上持続する原因不明の慢性関節炎と定義されます。その病型は7つに分類されますが、全身型と関節型に大別され、さらに関節型は少関節炎と多関節炎などに分かれます。
日本リウマチ学会
簡単にいうと、子供が発症するリウマチです。
小児10万人に対し10~15人の発症率で、全身の関節が痛い・腫れる・熱くなる・動かしにくいなどの症状が出ます。
フィギュアスケートは片足ずつで滑ったり、ジャンプして片足で着地したりと、普通でも関節に負荷のかかる動きが多いスポーツです。
実際、2015年のジュニアグランプリの時は両膝に激痛が走り、帰宅後に検査を受けて即入院。その時には、肩・肘・足首が動かせなくなっていたとか。
2016年復帰戦 スケートアメリカで3位入賞
一時期はスケートを諦めようと考えたこともあった三原舞依さんですが、仲間の氷上で活躍する姿を見て、不屈の精神で一念発起します。
関節になるべく負担をかけないように、膝周りの筋肉を鍛えたり、柔軟性を高めるストレッチを積極的に取り入れました。
フィジカルトレーニングのおかげで、練習再開が認められたときには以前よりもジャンプの飛距離や高さが出るように進化していたのです。
三原舞依 拒食症でガリガリに痩せる?
三原舞依さんが若年性リウマチという難病と闘いながら、2016年に復帰して3位入賞しましたよね。
その時の写真を見ても、病後で痩せたという雰囲気はありません。でも、確かに「拒食症」や「ガリガリ」というキーワードが存在します。
2019年 再度休養期間に入る
三原舞依さんは持病が悪化して、2019年に2度目の休養に入らざるを得なくなりました。
その期間はなんと約1年半にも及びます。
2015年に難病発症後、数々の試練を乗り越えて好成績を収めるまで上がってきていたところ、再度リンクを降りることとなったのです。
2020年 約1年半ぶりの復活
三原舞依さんは566日ぶりにリンクの上に戻ってきました。その時の容姿がガリガリに痩せていたのです。
腕も足もガリガリに痩せ細り、見ているのが痛々しいぐらい。
この大会の後、Twitterに「三原舞依ちゃん痩せたね~」「三原舞依ちゃん、ガリガリだけど拒食症?」という書き込みがたくさんありました。
余りにも痩せてしまったことから、コーチに元にも心配の声が多数届いたらしく、
拒食ではないんです。本人は食べてはいるんですが、体が栄養を吸収しない状態になっているみたいです。
と、日刊スポーツの取材に答えていました。
「体が栄養を吸収しない状態」とはどういうことなのか調べてみたところ、若年性リウマチは炎症期間が長引くと栄養を吸収しにくくなるのだそう。
長期の炎症は栄養障害や低身長の原因となる。
難病情報センター
若年性突発性関節炎に知見のあると思われる方も、このようにツイートされていました。
三原舞依に対する世間の声
北京オリンピックの出場がかかった試合で、たった3点差で代表落ちした三原舞依さん。
たった3点・・・。
これまでの苦労やキャリアを考えると、三原舞依さんが選ばれてほしかったという声が圧倒的に多くありました。
その声もしっかりご本人に届いていることと思います。
三原舞依が難病の持病あり!?病名やガリガリに痩せて拒食症説 まとめ
フィギュアスケート三原舞依さんは、若年性突発性関節炎という難病を2015年から患っています。
そのため、一時期は拒食症が疑われるほどガリガリに痩せてしまったこともありました。
現在も治療を継続しながら彼女は素敵なスケーティングを魅せてくれています。
惜しくも北京オリンピックには行けませんでしたが、まだ22歳。これからの活躍に期待しましょう!