2021年箱根駅伝でアンカーの劇的な逆転で13年ぶりに総合優勝し、王座奪還を果たした駒澤大学。
駒澤大学の絶対的エースと言えば田澤廉選手ですが、なぜ彼が駒澤大学で箱根駅伝を走ることにしたのかご存知でしょうか?
理由は2つあります。
1つは、箱根駅伝4連覇を果たしていた駒澤大学への強い憧れ。もう1つは、大八木監督の指導力に魅力を感じていたから。
それぞれ、掘り下げてご紹介します。
田澤廉が語る駒澤大学への強い憧れ
田澤廉が駒澤大学に2019年4月に入学後、「駒澤大学スポーツ新聞編集部コマスポ」から取材を受けたときのことです。
田澤廉選手は中学生の頃から駅伝で連覇を果たしていた駒澤を見て、自分も駒澤で活躍したい!という未来図を描いていたようですね。
駒澤大学は2021年にやっと13年ぶりに王座へ返り咲くことができたチームですが、昔にさかのぼれば箱根と言えば駒澤という時代がありました。
2000年/2002年/2003年/2004年/2005年/2008年/2021年
2002年から4年連続で総合優勝は素晴らしかったですね。
2008年以降は総合優勝から遠ざかっていたとはいえ、2位や3位など上位常連校です。昔からの憧れの大学で自分の力を試したい!という強い思いがあったのでしょう。
大八木監督の指導に魅力を感じていた
前述の「駒澤大学スポーツ新聞編集部コマスポ」から受けた取材に、以下のように田澤廉選手は答えていました。
大八木監督と言えば、平成に入ってから「大学3大駅伝」で21回も優勝した実績を持つ名監督。
朝練は自転車をこいで選手に並走し、「怒る8割褒める2割」の昭和スタイルの指導方法で駒澤大学の黄金時代を築いてこられた方です。
大八木監督の主な教え子には、マラソンの元日本記録保持者の藤田敦史さんや、東京五輪代表の中村匠吾さんが名を連ねます。
優秀な選手を育ててきた大八木名監督の元で自分も育ててもらいたい!という熱い情熱が、田澤廉選手が大学を選ぶ時期は駒澤は低迷していたにも関わらず、駒澤大学を選択した理由の一つになっています。
田澤廉選手と大八木監督の相乗効果
他の大学からの誘いもあったにも関わらず、「大八木監督の指導を受けたい」という一心で駒澤大学に入学した田澤廉。
黄金時代を築いたときのようなメンタルになれなかった大八木監督も、金の卵田澤廉が駒澤にやってきてからは、年齢的につらそうな早朝自転車並走も復活!
両者の絆で田澤廉選手は1年生の頃から素晴らしい成績をどんどん収めていきましたね~。
結論!田澤廉選手が駒澤大学を選んだ理由は、大八木監督の指導を受けたかったから
大学ランナーNo.1と言われる田澤廉選手が駒澤大学で走ることを決めた理由は、箱根4連覇という伝統と、何よりもそれを成し遂げた大八木監督の下で走りたい!という熱い情熱からでした。
2021年12月現在、田澤廉選手は3年生!現時点であと2回箱根を走れます!
残り2回でどれだけ自分の記録を更新してくれるのか、また、大八木監督が田澤廉選手にどんな声を掛けるのか、今からとても楽しみです。